秋空を見上げたとて
何ひとつ変わらず幾年照らし続ける光は
全ての目に平等ではなく…

それを見失ったり
目を反らした時に
残酷過ぎるほど
それは瞬間に消えてしまうだろう


むやみに孤独を唱えるな

先に行けば
後ろに目を反らす
それがどんなに後の存在に
残酷に突き刺さるのか

そこに綺麗事はあるのだろうか


黙って口を閉じ言葉を隠す

たやすく孤独を口にすることが
どんなにか口を閉ざす要因になってしまうのか

 

ただ光があればいい
ただ暖があればいい


ただ温があればいい

 

残光があればそれでいい