曼珠沙華の時から。
愛しい花が咲き乱れた頃
長年お世話になった場所からお別れした。
最後の日は、とても慌ただしかった。
それが良かった。
両親が立ち上げたその場所は、あちこちにまだ
親の残像が息づいていた。
思いを馳せながら出ていくのは、辛くて耐えられただろうかと、今思い起こしてもわからないのだ。
あれから1ヶ月半
しばらくは慌ただしい日が続いたが、またひとつ月が変われば、それも落ち着きを取り戻した。
時間が経つのが早い。
あっちやこっち。
行きたいとこばかりだが、予算もあるのだ。
会津だけはやっつけた。
そう、やっつけた。
あとは海外。
どこかに行けば気がすむのだろう。
思うことも心配なことも、まだある。
でも私にはどうにも出来ない。