間違い
ふたりでいる時は
まるで空気のように
会話がなくって お互いあっちこっち向いて
でも同じ空間にいて
相手の心はなーんにも考えなくて
考える理由もなくて
考える理由も要らなくて
そんなゆるい関係が
ふと崩れた時
私は終わりだといつもいつも思ってた
それは
貴方のキモチやココロがわからなくなって
問いたくなってしまった時
不安や悲しみがフツフツと浮かんできたって
私はそれを解決する方法をすっかり忘れてしまっているだろう
問えば不安や悲しみを払拭させてくれるのは
わかっていたとしても
きっとそれ以上に
この穏やかで静かな時の流れを
私は断ち切れない
きっと断ち切れない
思いが問いになった時
私はきっとそっと距離を置くのだろう