2016-02-29 断温 秋空を見上げたとて 何ひとつ変わらず幾年照らし続ける光は 全ての目に平等ではなく… それを見失ったり 目を反らした時に 残酷過ぎるほど それは瞬間に消えてしまうだろう むやみに孤独を唱えるな 先に行けば 後ろに目を反らす それがどんなに後の存在に 残酷に突き刺さるのか そこに綺麗事はあるのだろうか 黙って口を閉じ言葉を隠す たやすく孤独を口にすることが どんなにか口を閉ざす要因になってしまうのか ただ光があればいい ただ暖があればいい ただ温があればいい 残光があればそれでいい