ホントにしたいこと

本当にそれは自分がしたいことですか。
本当にそれは自分が話したいことですか。
自分自身に問う秋の夜長であった。
伝えることなど私には何もない。
何かを伝える術を実は持っていないことに
気がついていながら見ないふりをしている。
人と会話することが得意ではない。
生きている限り今までもこれからも溢れかえるほどの会話を繰り返すが、今までのそれは本当に自分自身が言葉にしたいことだったのかと振り返ると、私は黙ってしまう。 本当の事や本心を話す必要はどこにもなく、でもその場を乗り切ることだったり、その場しのぎの言葉には、薄っぺらさが時として表に出るのは隠せず、結果本心とうわべのふたつを取り繕うことになり、自分の言葉にあたふたするのだ。

真実を伝えたい人には、ほんの二行あれば充分だと、そう思っている。

 

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うんとうんと年齢が違う野田洋次郎の言葉がすげー。 なんだろう、この天才。
もう1人、エッセイをかぶりつきで読んでいる男性がいる。どうして私が言いたくても文字にできないことがさらりと書けるのだろう。なんだろう、この天才。 2人とも30代。 旅するように歌を歌い、かたや旅するように生活している。 今があれば何もいらないなぁって、2人を見ていて思う。