さよならまたね

たった一個の小さな悪い細胞が
あっという間に骨をも溶かしてしまいました。
3月半ばまでは元気だった。
たった2〜3か月で、何も知らないままの彼女は
大好きな旦那様の元で、いつもと変わらない日常を
過ごし、闘病という感じではなく穏やかにベットの
上で本を読んだり、好きなものを食べたりして
最期の2日間だけ周りを慌てさせて、あたふたと旅立ったそうです。

斎場には、あふれるほどの弔問の人々。
大きな部屋に入りきらなくて、立っている人。
Fちゃん、これ三密じゃん ってみんな笑う。
ごめーーーん😆って聞こえてきそう。
小さな街の電気屋さんの女将さんが
どちらかというと、大人しいタイプの人が
こんなにも沢山の人に愛されていました。

あまりの早さに、どうしてこうなっているのか
どうして彼女はそこで横になっているのか
どうして私達はここにいるのか
わからない人ばかり。
通夜が終わっても、みんなこのまま帰れなくて
彼女に起こった色々を聞いて、やっとお別れをした。


それから、ずっと頭から離れなくて
仕方ないのに、現実は変わらないのに
きっと彼女が1番驚いているのに
なかなか自分の中に落とし込めずにいます。
でも、さようなら。
ありがとう。

皆様もどうぞご自愛下さいね。