佐々木モトアキ

音楽を聴いた時に胸に残ったり
忘れたくない感動は
時間が経てば薄れていくけど
memorandumとして
記しておきたい。 其の三

5/20
佐々木モトアキライブ

物書く事は苦手ではないのだが
どうしてだか、この人のことを綴る言葉が浮かんでこなかった。

ひとりの唄うたいの存在を知ったのは
いつからなのかどうしてなのか
何故かそこだけまるで記憶が飛んだように思い出せない。

会いたくて聴きたくて
でも彼が旅するように歌うツアーに
私は何故だかいつも行けなかった。

ツアーの日にちが解禁になった日に真っ先に予約のメールを入れた。
今度は行けますように と。

すぐに本人から丁寧なメールと友達申請が届き
前日もメールが届いて驚いた。

彼の歌は思ってた通りに
優しくて
柔らかくて
強くて
心地よくて
温かかった。

どの曲もキチンとコメントしてくれるので入り込みやすい。
たくさんの人の曲を聴いているけど
ここまでキチンと聴く側のモチベーションをも大切にしてコメントくれる人は
ケイコ リーとこの人だけしか会ったことがない。

"唄うたい佐々木モトアキ"
彼の音楽のジャンルや垣根を超えた
奥行きと幅広さと想像も付かないような
レパートリーの広さと、カバーの選曲の素晴らしさとパフォーマンスの力。
それを一夜のステージにて一度で体感出来る事。
日常の間と間を埋めてくれるこの一夜が
自分の中ではスゴく貴重で、かけがえなくて
愛おしい、時間を止めたい。って
本気で思えるこの瞬間。
きっとこの感覚は彼のステージを体感しないと
私のボキャブラリーでは到底伝える事なんて
出来ない。

 


今日の思い出に私は並ぶ一枚の写真が欲しかったのに。そして、ある事情と重なり、聴けずにいた曲のCDを持って帰りたかったのに

並ぶ人に先を譲り
本人が目の前にいるのに
房之助さんやYANCY達と同じように、ハイテンションで✌️して撮ればいいのに
きっと満面の笑顔で受け入れてくれるのに
写して欲しいと頼んだ店の人に
「次にお願いしましょう」と言葉をかけてもらいながら

私は胸が一杯でそれを全部諦めて帰ってきた。

また会えるかな。
唄うたいさんと聴き手は、やはり縁だと強く思う。
不思議とこの人はなかなか叶わなかった。
彼がこの街に来ないわけでも、私が忙しいわけでもないのに。
だからなんとなくまた会える気がしないのだ。
それでも次のライブに落ち着かない私がいる。

目の前にいるのにCDを手に取れたのに
そのまま帰った道の途中で立ち止まりitunesで取った。
今日の私はめんどくさい女になろう。
それくらい今日の夜は大切な時間となったのである。 こんな歌もあっていいと私はそう思う。

『よか歌 よか時間をお約束します』
そんなひとりの男の
『感謝と覚悟とケセラセラ
物語を読むように曲を作り旅するように生きる男の唄のツアーはまだまだ続きます。
音楽友へ。。。 絶対聴くといいよ。
男が男に惚れる。 この人はそんな人。