スパイラル

あの言葉の意味を紐解きすぎて でもその意味を問う事もできずに 時間ばかり流れて落ちて それでいいの?

あとから聴いて切なく思い出す歌は覚えたくない 疑問に思っても敢えて聞かないのは 大人の女だからじゃなく 器が広いのを演じるわけでもなく いつだって戻るとわかってるからでもなく 不安から目をそらしたいわけでもなく じゃあなんだろう わからないから …

距離

日本は狭いと言うけど 私にはその距離でさえも 手を伸ばしても届かなかったあの時と シンクロする 貴方が私の住む街で歌うと知った時 私は会いに行くのだろうか 色々な『距離』に疲れてしまった私は 元気で今も歌ってることを嬉しく懐かしんで 夕食のお出汁…

アルコール

その夜は、どんな会話になるのか どんな女性を演じるのか あれこれ思い巡らせながら 待ち合わせた ショットバー 『Gibson』 楽しかった 楽しくて楽しくて 嬉しくて 帰りに少しだけ触れた心が嬉しくて うちまで送ってくれた貴方が やっぱり遠くて遠くて 辛く…

桜サク頃 〜 ある愛の詩

世間が一斉に見上げる花が咲く頃 私は別件を心待ちにしていた。 浮き足立つことが好きじゃないないのだけれど、それでもそれなりに、冬から春に変わろうとする強風に閉口しつつも蕾が色づいてくる姿を、私はやはり見上げていた。 ひとりで無心でいられるとっ…

待てるから。

ラインの先で 今どうしているのかなんて 知る術がないから ライブの前に邪魔しないように我慢してみたり そっと送信してみたり 返ってきた言葉が なんでもないことだって 一喜一憂してみたりするけれど 今日はふふっと笑ってしまうのは 私が押すスタンプの意…

too for away

too for away 君への道は for away だけど微かに光 見えればそれでいい too for away 君への道は for away だから言葉をひとつくれればそれでいい 歌い上げる言葉の意味が それが本当ならば 私はどう思うのだろう 私はどう感じるのだろう 距離 心地いいソレ…

大事にすること

大事にしようと思ってる この言葉は軽いのか重いのか いつも言う言葉は本当にそう思ってるから この言葉を受け入れて幸せを感じるのか 疑心暗鬼になるのか 一生大事にする そう決めたんだから 今のこの気持ちをキープしていくことだけを考えよう。 私の中の…

White day

チョコレートがとってもとっても苦手だから、きっと他の女性より渡した数はうんと少ない。 すごく大好きな人に渡したくて、でも選びに行けなくて、もう諦めきってしまった女の子の私が知ったらびっくりするくらいの偉業を成し遂げた今年。 売り場に進入して…

なんとなく、JAZZ喫茶 YURI

2日続けてJAZZに身を沈めた。 理由はあるような、ないような。 昨夜からなんとなく、ジャンルが違う音楽を紐解いていた。 もちろん、影響を受けた人がいるんだけど。 エリック クラプトンのtears in heaven とか マヘリアジャクソンのゴスペル とか 小野リ…

JAZZ喫茶 青猫

外の喧騒を遮断する。 古いビルの階段を降りていくと、その空間はある。 中が見えることがないドアを重々しく開ける。 その刹那、流れるJAZZが耳に心地よいと、ちょっとイイコトがプラスになって ふふって口角を右だけあげて笑うくせに、困ったように眉間に…

第2章

朝、慣れない地下鉄で出社して 夕方、慣れない地下鉄で久屋大通まで来て 足早に黒いパンプスで、ライブがある地下の階段をコツコツと下りる。 前回親しくなった人が空けておいてくれた席に座り 高野氏がオリジナルの曲を歌い 若い4人組の女の子が、for youを…

第1章

彼女を初めて知ったのは17歳の高校生だった。 『輝く』という言葉に器があるのなら、収まりきれないほど、炭酸水が溢れてパチパチと弾けるような青春を送っていた頃。 年の離れた姉がいる友達に、カセットテープを借りた。 聖子ちゃんカットが流行っていた頃…

すきとうた

ネオン街とか路地裏のお店から流れてくるカラオケが好き。 バーで歌い上げている人を聴くことが好き。 ラウンジで、名曲を歌い上げる素人さんが好き。 金山の南口でストリートライブをしている若者が好き。 劇団四季のミュージカルを観るのが好き。 街で流れ…

水越けいこ

栄のライブの一番後ろの席に座る。 何度も時計を見る。 気持ちがはやる。 あの人が静かに歌い始めた。 瞬間、私の涙腺が崩壊した。 あの頃のわたしへ。 今も聴いています。 今もあの頃の貴女やその周りの出来事に そっと思いを馳せています。 今も歌い続けて…